ドイツ/ EISLINGEN:恒常的漏水監視は漏水を減らす最も速い方法

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南ドイツにあるEislingenの町は、グランドマイクと相関器を装備した2人がチームを組み、バンを運転して漏水を探すという能動的漏水制圧活動を何年も前から実施しています。多くの管が100年を過ぎているので、高い割合で漏れの発見に成功しています。ネットワークは240キロメートルあるため、1チームがカバーする範囲が広く、漏水検知プロセスは費用がかかり、骨が折れ、戦略を欠いていました。

Eislingenのエンジニアは、漏水発見の効率性を向上させるための方法を、何年にもわたって探してきました。彼らが考えた選択肢の1つは、ネットワークをいくつかの小さなゾーンに分割し、流量の増加を見つけるというものでしたが、この方法は実現するのに長い時間がかかり、どこに漏水があるかが判定できないと考えていました。彼らは、漏れの結果を毎日知らせてくれる一定のネットワークを望んでいましたが、ついに、このような期待を満足するシステムを発見しました

Gutermann のZoneScan恒常的監視システムを試しで使ってみたところ、このシステムは数週間で設置することができ、すぐに結果を提供して全ての漏水箇所を教えてくれることがわかりました。

 

 

パイプに取り付けられた(磁石)ZoneScan 820無線自動記録器
街灯柱に取り付けられた無線リピーター
街灯柱に取り付けられた無線リピーター(ズーム)
長距離無線伝送のため高い位置に取り付けられたAlpha

ZoneScanシステムは、相関ノイズロガー、無線リピーター、およびALPHAデータ収集モジュールから構成されます。ノイズロガーはバルブおよび給水栓上に磁気で取り付けられ、リピーターは街灯に設置され、ALPHAは町を見下ろす丘の頂上に配備されました。ALPHAは、無線通信を使ったリピーターを介して、自動記録器から情報を毎日収集し、GPRSを使ってウェブホストにデータを送信します

システム設置

最初の設置工事では、60の自動記録器が導入され、この情報を収集するために44のリピーターと2つのALPHAが必要でした。

この導入エリアには、常に交通量が高い道路がいくつかあり、Eislingenの漏水対応チームの調査を困難にしていました。

 

 

Zonescan Netの最初の結果

ZoneScan NETソフトウェアのマップ(赤いドット=ノイズの大きなロガーの位置/曖昧なオレンジのドットは漏水の位置)

最初の導入後の結果を分析すると、たくさんの相関が自動的に計算されますので、我々は2つの漏水位置があることが理解できました。図4のマップは、GISマップと組み合わせてエリアを表示しています。ここでは、ZoneScanソフトウェアのグーグルマップ上部に、パイプ、バルブ、および給水栓の情報が階層になっています。オレンジのぼやけたドットは相関した漏水位置であり、矢印によって、2ポイント間のパイプデータと相関漏水位置を示しています。自動記録器は、色づけられたドットで表現され、カラーコードは、緑が漏水なし、オレンジが漏水の可能性、赤が高い漏水の可能性です。

ノイズレベルと記録されたサンプル数を示す振幅分布図(または「ヒストグラム」、下の図5を参照のこと)を見ると、40~45デシベルのノイズが非常に強く、狭いピークはノイズがきわめて定常的であることを理解できます。

漏水に隣接した2つのロガーのヒストグラム

このノイズ源が漏水である可能性はきわめて高く、我々は、図6の音の周波数を調べることで、このことを確認します。150Hz未満のノイズは機械的雑音の可能性があり、このような、それより高い周波数のノイズは漏れである可能性が高くなります。

周波数スペクトラム
相関図

マップ上のぼやけたオレンジ色のドットをクリックすると、それに対応する自動相関図がオープンし、オペレータは相関の品質を決定できます。この相関図は図7に示されており、導入した初日に高品質の相関が生成されています。

(グランドマイクでノイズが漏水であることを確認し、ZoneScanで示された位置を正確に把握した後、修理プロセスが開始されます。

結論

修理プロセスの様子-2つの漏水が発見され解決されました!

Eislingenのエンジニアは、この漏水がかなり以前から発生しており、毎秒4リットルの水損失を引き起こしていたと考えています!

ZoneScan ALPHA固定ネットワークシステムは、漏水を発見し、最終的な位置を0.5メートルの精度で正確に特定しました。

ZoneScan ALPHAシステムは漏水を特定する完璧な方法であり、迅速な設置時間、即効性、スタッフコストの削減という特徴を持っています。

水道局はネットワークを分割する必要がなく、ZoneScanの自動相関機能を使えば、さらに多くの漏水を発見できる効果的な方法となります。

著者: Karl-Heinz Beißwänger / Zweckverband Eislinger Wasserversorgung

オフィスからの漏れ管理